栃木市大宮南小学校 自然体験教室

日時:2024年11月7日(木)

場所:みかも山公園

参加インストラクター:野口、黒須、江田、吉村

令和6年8月4日の「いろんな木の実や小枝でつくる「森の工作」」に参加いただいた小学校の先生との約束で実現した、「みかも山自然体験教室」を行いました。この日の参加は、小学4年生と5年生の児童23名と引率教諭の4名で、4班に分かれて活動しました。
午前中は、みかも山公園のハイキングコースで、自然観察しながらのミニ登山です。立冬のこの日、東京地方で木枯らし1号、最も遅い富士山の初冠雪のニュースもあり、冬型の気圧配置で澄み渡った空に、富士山、筑波山、浅間山などの山々を確認しながら、「地球って丸いんだね。」といった感想も出るくらい、最高の眺めでした。

水分補給のため、お休みポイントを決めて、そこで、それぞれ5分の持ち時間で、「自然観察のやり方」、「山の歩き方と観察上の注意点」、「すごいぞ日本の森林」、「日本100名山:筑波山」をテーマにレクチャーを行いました。レクチャーが効いたのか、いろんなものを次々と発見して教えてくれるので、歩みはゆっくりとなり、お昼の時間にギリギリ滑り込むこととなりました。

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午後は、緑の相談所講習室において「森林の工作」です。用意した多種多様な素材を説明し、「種子は世界戦略を狙う植物たちの工夫が詰まった進化の賜物」であることを見て、触れて、感じてもらいながら、作品作りがスタート。今回は、学校側でグルーガンやハサミ、ボンドなどを用意し、児童が自ら使用してくれたため、インストラクターはちょっと手持ち無沙汰。そのため、今回、ヨグソミネバリ(ミズメ)の丸太切りも取り入れてみました。切るたびにサロメチールに似たスースーした香りを嗅ぎつつ、植物の命名法、植物の自己防衛法などを感じていただきました。

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小学校単位での活動は当会としては初めてで、児童への的確な指示や、児童たちと接する先生たちのプロの技を見せつけられました。いつも、「森の工作」は、時間オーバーとなりますが、今回は、終了時間の30分前には完成し、作品を写真に記録したり、道具や素材を児童たちがあっという間に片づけてくれたりして、ふりかえりの時間もたっぷりでき、いろんな形の葉っぱを解説したり、種子の飛行実験をしたりといった時間もできました。続く閉会式も、児童たちが役割分担して司会進行し、各班の代表による体験発表も一糸乱れぬ手際の良さに感動しまくりでした。

普段、「子ども森林インストラクター認定活動」などで、子ども相手は慣れている気でいましたが、とんでもない思い上がりであることを自覚でき、今回の活動は今後に向けて良い勉強になりました。(野口 光三)

木の実と秋の自然 お楽しみミニハイキング

日時:2024年11月3日

場所:みかも山公園のハイキングコース、緑の相談所

参加インストラクター:野口、吉田秀、江田、黒須、墨谷

前日は比較的強く雨が降ったため、ハイキングコースのコンディションが心配されたところですが、当日は好天に恵まれて『秋を感じる』気持ちの良いハイキングとなりました。集まっていただいた方は計17名。そのうちお子さんは4名。3班に分けてハイキングを行いました。

まずは、池近くの広場でシンボルになっているケヤキから観察を開始。イロハモミジのプロペラ型のタネや、ヌスビトハギ等動物付着型のタネを見て、植物独自の『生き残り作戦』の解説には、参加者の方から「なるほどね」との声が上がりました。クヌギ・コナラ・トチノミ・クリなど様々なドングリを手に取ってみたり、カツラの木の周りで特有の甘い匂いを嗅いだり、「五感」を使って秋の自然を体感しました。

今回は、幼児から70代までと参加者の年齢幅が広かったため、歩くコースの長さや勾配なども無理のない設定をしました。ハイキング後に行ったアンケートの回答でも「楽しかった」「説明が分かりやすかった」「また歩いてみたい」などの声を多くいただき、主催者としても大満足の一日でした。(江田 正美)

森の宝ものさがし

日時:2024年10月26日(土) 晴れ

場所:とちぎわんぱく公園ぱなぱな工房

参加インストラクター:合田健、合田美、野口、吉田秀、黒須、江田、吉村、金山

 日増しに冷涼な気候にはなってきましたが、とちぎインストラクター会の自然体験プログラムの夏の樹木や昆虫の自然観察は酷暑の中の実施でした。森の自由研究の回では対象が小学生でしたので、今回の森の宝ものさがしで久しぶりに小さなお子さん方や家族単位での参加が目立ちました。また、秋は団体で来園される方も多く、グループでの参加もありました。園内放送などを聞いて受付をしにきたりお昼を済ませたりし、開始30分内で4班が各インストラクターと一緒に出発しました。ミニウォークは20分ほどの見立てでした。どのコースも例年にくらべてどんぐりがまだあまり落ちていないと感じました。それでも熱中するあまり30分近くをかけて戻った班もありました。昨年のどんぐりかもしれなくてもこども達は全然気にしていない様子です。自分で見つけると、うれしさが倍増するのでしょう。林の中でインストラクターは語りかけます。森や自然の中でたねをめぐる‘種子明かし’の話に、拾う手を止めて顔を向けて、どの子も話の内容を正面から受け止めています。森の恵みで遊ぶことと森から学ぶことは一体なのだと改めて気づかされました。

 工房へ戻ると、森の宝ものによるインドア体験が始まりました。恒例となった‘せいくらべ’、‘こま’、レクリエーションゲーム、さまざまな木の実・草の実の展示など森の凝縮空間が、林内を歩いてきたからこそ、こども達にも真に迫るものに映ったようです。女の子が言いました、‘なんでこんなに楽しいんだろ⁈’。その子のお父さん(だった気がします)が、‘野外で小さな虫や不快なことがあっても、それを上回る楽しいことがあれば気にならなくなる’との言葉を歩きながら聞いた後だったので、なるほど!と合点がいきました。

 今年のどんぐりの少なさからは、くらべものにならないくらい、何か大切な宝ものをいただいた気持ちになりました。(金山 敦子)

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