グリーンサークル教室「足利を歩く」

日時:2025年12月2日(火)
場所:足利市内
参加インストラクター:吉田秀、野口、江田、黒須、吉村
参加者:一般参加者27名、グリーンサークルスタッフ4名


今年新たに、一般財団法人日本森林林業振興会より、グリーンサークル(以下G・C)活動としての観察会の依頼を受け、上記日程、場所で実施しました。観察のメインは、足利市織姫公園の紅葉観賞でしたが、12月初めはギリギリどうかと期待して当日を迎えました。

当日朝は冷え込みが強く、予報では晴れでしたが、薄い雲に覆われた曇り空のもと、東武線足利市駅前に集合しました。参加者は27名とG・Cスタッフ4名で東京、千葉、埼玉などからはるばるお越しいただきました。G・Cスタッフの挨拶、我々の紹介、班分け、準備体操を行ってからいよいよ出発です。

織姫神社では石段の参道を上りますが、通常の参道と、七色の鳥居の参道との二手に分かれて好きな方を上っていきました。ちなみに七色の鳥居とは、色ごとに縁結びの対象が分かれており、赤=良き人と縁結び、黄=良き健康と縁結び、緑=智恵、青=人生、若草色=学業、朱=仕事、紫=経営、だそうです。自分は七色の鳥居を上り、途中チャノキや斑入りのアオキ、ヒイラギナンテンなどを観察することができました。

織姫神社の小休止後は昼食場所の織姫公園休憩所に向けて、更に石段登りとなります。トウカエデやハウチワカエデなどを横目に見つつ急な石段を登り、見晴らしの良い休憩所に到着し、昼休憩となります。ここでは休憩中に黒須インストラクター作成の「紅葉クイズ」が出題され、参加者の方々は昼食もそこそこに、熱心に全20問の難問に挑戦してくれました。

休憩後にはクイズの答え合わせですが、難問ぞろいのため満点はいませんが、最高得点は95点、さすがでした。ここで参加者全員に、当会からのプレゼントとして木製の手作りコースターを全員に配りました。製作者の江田インストラクターよりコースターの絵柄の説明があり、山は男体山、大真名子、小真名子、女峰山で、花はカタクリ、ドングリはシラカシと説明があると熱心にメモを取ってくれました。

午後の観察はもみじ谷からですが、残念ながら紅葉はほぼ終わり、一部のイロハモミジだけが鮮やかに色づいているだけでしたが、皆さんキレイキレイと喜んでおられました。他にもユリノキが観察できましたが、野口インストラクターからは、なぜユリノキというのかを、花の写真を見せて説明してくれました。またユリノキの種子の実物を見せて、くるくると回って落ちてくる種子の飛行実験もして参加者の理解を深めてくれました。

鑁阿寺に到着すると、ひときわ目を引くのがご神木の大銀杏です。樹齢650年の大木が黄色に色づき、見上げると一面黄色に覆われます。国宝の本堂を眺め、庭園を散策し池のほとりで小休止。ここで江田インストラクターから、足利市出身の「相田みつを」さんにまつわるエピソードと足利名物の「古印最中」に関するうんちくが披露されました。

慣れない街歩きでしたが、黒須インストラクターは巧みな話術で参加者を楽しませてくれました。高市総理の「働いて、働いて」をもじって、機(はた=機織り)雷(らい)天(て=神社仏閣)で足利の町を紹介してくれました。紅葉にちょっと間に合わなかったことが残念ではありましたが、足利の魅力を少しは伝えることが出来たのではないかと思います。(吉村祐一)

◆参考資料

黒須インストラクターの紅葉クイズと吉村インストラクターの事前配布資料

栃木市小野寺下地区福祉協議会観察会

日時:令和7年11月22日(土)9:00~12:00
場所:みかも山公園、ハイキングコース及び緑の相談所講習室
参加インストラクター:吉村、黒須、合田(健)、墨谷、野口

紅葉真っ盛りのみかも山公園で、栃木市の小野寺下地区社会福祉協議会主催の「令和7年度健康づくり“歩け歩け運動”みかも山公園散策」が行われました。昨年に引き続いて案内の依頼があったもので、“歩け歩け運動”の趣旨に鑑み、昨年より歩く距離を伸ばしてコースを設定しました。参加者は同地区にお住まいの方29名で、3班に分かれて活動しました。

最初に「自然観察体操」により観察会で使う筋肉や感覚をほぐす準備運動を行った後、みかもの関跡コース2班と、中岳登頂コース1班に分かれて観察ハイキングに出発しました。

快晴の秋空の下、いろんな色に紅葉した木々を観察しながらゆっくりと標高を上げていきました。展望所からは筑波山や首都圏のビル群などが遠く見渡せ、地球が丸いことが実感できるような素晴らしい眺めを堪能しました。山登りの醍醐味も味わうことができ、“歩け歩け運動”の名にふさわしい活動になりました。

観察ハイキングの後は、緑の相談所講習室でインストラクターがそれぞれ5分の持ち時間でレクチャーを行いました。合田さんからはアブラムシが好きな色・きらいな色とその訳、吉村さんからは雌雄異株・雌雄異花の植物とその利点、黒須さんからは三角点にまつわるお話、野口からはクマの生態と身を守る方法、墨谷さんからは種子の豊凶の調べ方となぜ豊凶があるのかについて、それぞれ工夫を凝らして説明しました。

閉会式では社会福祉協議会の寺内会長さんから、「これから寒くなるけど、健康で新年が迎えられるよう、もっと歩きましょう。」とのお話があり、あと1ヶ月ちょっとでお正月になることを実感したところです。年内の当会の活動は、あと4回(いずれも足利市での活動)計画されており、ラストスパートで良い年が迎えられるようチカラを合わせて頑張っていきましょう。(野口)

木の実と秋の自然 お楽しみミニハイキング

日時:2025年11月2日(日)10:00~12:00
場所:みかも山公園ハイキングコース、緑の相談所
参加インストラクター:吉村、黒須、吉田、上岡、野口

秋空が広がる穏やかな好天に恵まれたみかも山公園で、秋の自然を感じていただくミニハイキングを行いました。みかも山公園での秋のハイキングは、緑の相談所からの依頼で、平成27(2015)年の「木を見て歩こうみかも山」から始まり、今回で10年目となる歴史あるプログラムです。しかし、スタートした平成27(2015)年は22名、以降、27名、17名、13名、5名、10名、7名、8名、7名と低迷してきたため、毎回タイトルを変えて行い、昨年から「木の実と秋の自然 お楽しみミニハイキング」と題して行い、昨年は17名の方に参加いただきました。

迎えた10年目となる今回は、14名(子ども3名、大人11名)の方に参加いただき、2班に分けて観察ハイキングを行いました。

子どもを含む1班(6名)はプランターで咲き誇るコスモスから、2班(8名)は広場で準備体操をしてから公園のシンボルにもなっているケヤキから観察を開始。続くイロハモミジは日の当たっている枝先から紅葉が始まっていて、紅葉のメカニズムを解説。その後は丸々っと太ったクヌギやコナラ、シラカシのどんぐりを見つけたり、サルスベリ、ニシキギ、ツバキ、カツラ、ノブドウ、ガマズミ、マユミ、ネムノキ、ハンノキ、ゴンズイ、ウメモドキ、トチなどの木の実を観察したりと、実りの秋を堪能しました。カツラの木に近づくと、綿あめのような醤油のような甘い香りをみんなで堪能、畑のように一面綺麗に耕されたイノシシの痕跡に驚き、ミツマタが三つ又に枝分かれするメリットなどを解説していきました。

今回の参加者は、とにかく聞き上手で質問もしてくれるので、インストラクターも気持ちよく解説していくうちに、気づくと既に開始から1時間30分が過ぎていて、下見したコースの3分の1も行かない内に残り30分となり、予定していたコースや準備していたゲームもあきらめざるを得ませんでした。

ベンチのあるデッキで黒須さんから、マクドナルドのロゴに使われている色をヒントに、花の色の不思議や植物の戦略について、お手製の紙芝居で面白おかしくレクチャーしていただき、そこで振り返りと閉会式を行いました。

時間配分に反省すべきことが多々あり、ハイキングの距離としては物足りなかったかと思いましたが、タイトルの「ミニ」に救われ、参加者からはとても楽しかった、じっくり観察することができたという言葉が聞かれ、10年目となる観察会を無事終了することができました。

閉会後、参加者とおしゃべりしながら緑の相談所まで戻り、江田さんデザインのコースターをお配りし、スダジイの試食も行って、さらに喜んでいただきました。11年目となる来年は、更に参加者が増えるよう、タイトルの変更も含めて準備を始めていきたいと思います(野口)

宇都宮市環境学習センター自然観察会

日時:2025年10月26日(日)
場所:宇都宮市森林公園
参加者:8組20名
参加インストラクター:合田健、合田美、海老原、野口、吉江、黒須、江田、吉村

宇都宮市環境学習センターさんからの依頼を受けて、宇都宮市森林公園で自然観察会を実施しました。参加者は学習センターエコクラブの会員で当初60名ほどの参加が見込まれていましたが、当日は生憎の雨天のためキャンセルが相次ぎ、最終的に20名の参加となりました。

雨天といっても小雨でしたので、2班に分けて元気に観察会をスタートしました。紅葉の時季にはやや早いのですが、木の実は多種生育していて観察対象には事欠きません。木の実については、栃の実に始まりゴンズイ、コナラのドングリ、ムラサキシキブなどなど秋の実りをたっぷり観察できました。またタネについてもカエデやアキニレの羽根つきの種を飛ばして、風の力を利用する巧みな戦略について学ぶことができました。

途中休憩ではジェスチャーで、森にまつわる動物や虫などを表現するゲームを楽しみました。「蜘蛛の巣」のお題はちょっと難しかったようです。

モミジ林では、カエデの葉をプリントした資料を片手に、いくつの種類のカエデの葉を集められるかを皆でチャレンジしました。皆さん3種類以上の葉を集め、その違いを確認することができました。

心配した雨も後半はほとんど気にならず、予定通りの観察を終えることができました。閉会式ではインストラクターが一人づつ、森にまつわるエピソードを簡単にスピーチしました。
最後にインストラクター会から参加者に「特製木のコースター」をプレゼントして終わりました。雨の中でしたが十分に楽しむことができたと思います。(吉村 祐一)

森の宝もの探し

日時:2025年10月25日(日)
場所:とちぎわんぱく公園 ぱなぱな工房
参加者:8組16名(こども8名、大人8名)
参加インストラクター:合田健、合田美、黒須、野口、吉田秀、墨谷、金山、江田、吉村
イベント内容:木の実探しのウォークラリー、ドングリ独楽づくり、各種ゲーム

“開始30分内で4班が各インストラクターと一緒に出発しました。”去年のレポートの一文です。今年は、どうしたことでしょう!雨に泣きかけました。ミニウォークも無理かなと思われましたが、開始20分前に入室した兄妹は、帽子も上着も温かそうでした。歩く時間は10分ほどに短縮でOKでしょう、と相成り1班編成で(インストラクターは3名)園内へ。落葉はまだ始まっていないせいか明るさが乏しい林内に、どんぐりをみつけづらいのでは?と少々焦ります。

クヌギは9月下旬から落ち始めますが、今年は少しずつダラダラと期間が長かった印象です。昨年の不作に比べると良いとはいえ、本来はこんなものではないのだが、と弁明したいくらいです。こども達は、インストラクターの説明に沿って、どんぐりを探し、拾って、確かめてから袋にしまいました。‘色がちがう’、日焼けとそうでないところのように一粒の中で色が違っていれば、‘ぼうしのところだ!’ 素晴らしい推察力です。森の謎さがしは始まったばかりなのですね。

 森の宝ものによるインドア体験も楽しいひととき。恒例となった‘背くらべ’、‘こま’、レクリエーションゲーム、その中に工作と思いきや、振り子のひみつなるもの、集中したくなるあそびがありました。3本の長さの異なる糸におもりとなるどんぐり、あそびとしては一つだけ振れた状態にすること。至ってシンプルかつ感覚が難しい。ぶら下げて自然に揺れるのも素敵ですが、動かすことで揺らし続けるみたいな妙な持続感が味わえます。どんぐりと糸と割り箸(くらいの長さなら木の枝も良いのでしょうか?)のアンサンブル、新たな⁈森の玩具、誕生ですね。(金山 敦子)

宇都宮市環境学習センター自然観察会@井頭公園

日時:2025年10月4日
場所:真岡市井頭公園
参加インストラクター:合田美、合田健、武井、墨谷、吉江、野口、黒須、吉村

今年新たに環境学習センターからの依頼を受けて、自然観察会を開催しました。
場所は宇都宮市からほど近い真岡井頭公園で、我々の会としては初めての開催となります。
集合場所は緑の相談所前です。参加者は小学校低学年の親子で、子ども14名大人13名の計27名が集まってくれました。

環境学習センタースタッフの挨拶に続き、黒須インストラクターが本日の内容説明をおこない、3班に班分けした後、観察会開始です。今回は時期的に木の実が多いので木の実中心に観察が行われました。栃の実、クヌギの丸いドングリ、コナラのドングリ、こぶしの赤い実、コムラサキの紫色の実、サワフタギの青い実などいたるところに秋の果実が見受けられ、子供たちはドングリ拾いを楽しんでいました。また金木犀の花の香りを楽しんだり、ミズヒキの花を上下から眺めたり、バッタを捕まえたりと、五感をフルに使って森の自然を感じることができました。

中間地点の広場では小休止した後、ミニゲームを開催しました。今日のゲームはいわゆる鬼ごっこです。大人が手をつないで丸い輪をつくり、この中がゲーム会場となります。鬼となる子は目隠しをして「バット(こうもり)」と叫びます。逃げ子はこれに対して「モス(蛾)」と叫びます。目隠し鬼は声を頼りにつかまえますが、なかなかつかまりません。だんだん輪を小さくして逃げ場を狭くしてなんとかゲームセット。子どもたちは大騒ぎで大喜びでした。

ここまでで本来は半分の行程の予定でしたが、気が付けば7割ほどの時間が経っていました。そこで帰りは観察もほどほどに周回の舗装路をひたすら歩いて戻ることになりました。
緑の相談所に戻り、本日のふりかえりを行って解散。充実した観察会でした。
終了後に雨が降り出したのでタイミングもバッチリでした。(吉村祐一)

虫の集まる木を探そう

日時:2025年7月13日
場所:とちぎわんぱく公園
参加インストラクター:合田美、合田健、野口、黒須、吉田秀、墨谷、上田、安井、吉村、金山

 「ムシが集まる木をさがしてみよう」には、今回も3歳児から小学校5年生までとその弟妹、父母や祖母と多くの参加がありました。定員の12組を学齢から順に3班編成でインストラクターが案内しました。昨年まではこども達の年齢は関係なく、4班でコンパクトに分かれていましたが、3班であるため前後の連結感も感じられ、途中うまくコースを分岐し、各班の年齢なりの良さを発揮した自然観察となりました。

 樹林地に入るとカナブン、ナナフシモドキ、雌雄のカブトムシを見つけました。木があるから出合う楽しさを体感できます。少し明るい場所へ出ると、ニホントカゲ、ショウリョウバッタ、カナヘビを見つけました。捕虫網をもった子たちの目にはシオカラトンボ(雌雄)、シジミチョウ、キタキチョウ、ハグロトンボ、ギンヤンマ(雌)、次々と現れます。そこへ、参加していなかった小学1年生の妹さんが ‘’ニイニイゼミをつかまえたよ~’ と駆け付けます。‘雌だね’とお姉ちゃんはほかの参加者にも見せてくれました。ノコギリクワガタもいて、見せてもらった子が‘マジでロマンだわ’と感嘆し、再び虫を追っていく姿に数年間の成長の軌跡を見せてもらった気がします。

以前、来園者から ‘カラタチはあるけど、オオムラサキを見たことがないよ。本当にいるの?’との声が寄せられたことがありました。この日、葉にまだ幼虫がいるのを見つけ‘4齢だ、クロアゲハ’とある子が教えてくれました。合田インストラクターが‘臭覚は何色をしているかな?嗅いでみる?’と、お母さん達も次々と嗅いでいくと‘あっ、臭くない’(笑)ちゃんと⁉柑橘の匂いがすることに仰天しました。冒険の湖側ではコムラサキがいました。インストラクターから‘ヤナギの木があるからかもしれないよ’とフォローが入りました。その子は、自分が遭遇する昆虫と観察場所に関係のある木という情報を付加できたと思います。毎週のように何遍も隈なく虫の眼のように歩きながらいろいろな生きものにとっての生活場所を体験とともに覚えていく歩みはとても素晴らしいと感じました。かえって大人の方が楽して得られると思い込んでいるのではと反省します。子どもたちは伝え方がまた優しく、虫好きの子らは交互に見て触って感想を言っていました。その後もコオニヤンマ、交尾のツバメシジミ、ヒメウラナミジャノメと出合いました。

終盤、せせらぎの湧水近くの木々に来ると、‘コナラだ’と小5の男児がつぶやきました。根元にいた雌雄のカブトムシを同じく小5の女児が見つけました。小さな頃からの自然あそびで、すでに樹木博士・昆虫博士が誕生しているんだと、子どもの歩みに沿った自然観察が最善の近道なのかもしれないと学びました。(金山 敦子)

「みかも山フェスタ2025春」に森のクイズラリーで参加

日時:令和7(2025)年3月30日(日)10:00~15:30
場所:みかも山公園(栃木市)
参加インストラクター:吉村、黒須、吉田、江田、田川、墨谷、野口


「みかも山フェスタ2025春」は、3月29日(土)、30日(日)の2日間のイベントで、当会は30日のみ「森のクイズラリー」での参加です。1日目の29日が雨天で中止となり、2日目の30日は天気が回復したため、駐車場があっという間に満車になるほどの人気ぶりで、当会の参加者も100名限定のところ、116名(子ども50名、大人66名)を受け付け、その約8割が親子での参加でした。

インストラクター7名は、3名が受付と採点を担当し、4名が出題ポイントでの解説を手分けして行いました(午前・午後で役割交代)。開会前に生活応援情報マガジン「トチペ」のインスタグラムの撮影があり、それぞれの出展ブースが「みかも山(やま)フェスタ」の1文字を担当し、開会を宣言。当会は「ま」の担当でしたが、4名は出題ポイントに行ってしまったので、受付担当の3名のみで撮影に応じました。

開会前から先頭で待っていてくれたのは、3月22日の活動に参加してくれた千実君で、ずっと楽しみにしていてくれたそうで、とてもうれしいスタートになりました。

クイズは全部で12問、そこに行って良く観察すればわかるような問題と、なぜだろうと考えてもらう問題を組み合わせて出題しました。出題ポイントには、問題とヒントとなる写真を入れた看板(A4の紙をパウチしたもの)を設置し、重要ポイントではインストラクターが解説を行いました。問題を作るまで、何度も現地に足を運んで、練に練った問題なので、少し長くなりますが、全問紹介します(【 】内は補足や感想)。

①「洗濯ばさみ」が、何個あるか数えてみよう?【15個置きました。結構難解で正解率は1割未満。中には20分も粘った参加者も。】
②カミソリの刃のようなものが付いている枝をそっと触ってみよう。どんな感触?【ニシキギの枝です。回答用紙の選択欄に「指が切れた」を入れたので、みんなドキドキしながら触れていました。】
③つるつるした肌をしているこの木には、ある動物の名前がついています。その動物の名前は?【サルスベリ、漢字では百日紅と書くけど・・・】
④クヌギのどんぐりの殻斗(帽子)がいっぱい落ちています。どんぐりはどこに行ったんだろう?【答えは1つじゃない。】
⑤アセビは、漢字で「馬酔木(馬が酔う木)」と書きます。なぜだろう?【答えは1つじゃない。】
⑥オオイヌノフグリが咲いているよ!花びらは何枚?【看板を設置した朝の9時には花が開いてなくて慌てました。】
⑦このあたりは地面が掘り返されています。誰が掘ったのかな?【子どもたちが一番興味を示した問題。犯人(獣)の足跡もあってビックリ!】
⑧ベンチで一休み、風はどっちから吹いているかな?【「ベンチで一休み」してほしくて出題した問題。】
⑨アオキは雌雄異株、雌花の咲く木と雄花の咲く木は、別の株という意味です。この木は、雌の木?、雄の木?【実が付いているのを発見出来たら解る問題。子どもたちに、性教育に近い解説をするご両親もいて、ドキッとしました。】
⑩シュンラン(春蘭)の花が咲いています。どんな色をしている?【目立たないけど、花が咲いているのを気付いてほしくて出題したもの。ハイカーも看板で花が咲いているのに気付いて写真に収めていました。】
⑪ラッパスイセンが咲いているよ! 花びらは何枚?【3枚は「愕」という意地悪な問題。】
⑫河津桜(カワヅザクラ)が満開です! 花びらは何枚?【散り気味でしたが、ギリギリ確認できました。】

正解数に応じて、素敵なアイテム(様々なクリアファイル)や、篠笛(江田さん手作り)、松ぼっくり(10種)、どんぐり(2種)、わたの種などをプレゼントしました。上記のとおり、結構難問もある中、8割近い正解率でしたが、全問正解者はおりませんでした。親子で協力しながら、真剣に問題に取り組む姿が印象的でした。詳細は、写真にメモも入れていますので、そちらをご覧ください。(野口)

春の妖精を見つけるハイキングとネイチャークラフト

日時:2025年3月22日
場所:みかも山公園 香楽亭
参加インストラクター:黒須、野口、吉田秀、墨谷、江田、吉村

好天に恵まれ、季節外れの暖かさとなったみかも山公園で、この時期に毎年開催している標記イベントを実施しました。春の妖精とはスプリング・エフェメラルのことで、この時期だけに見られる、カタクリやイチリンソウ、フクジュソウなどを示します。
ここみかも山公園では特にカタクリの群生が見事で毎年多くの方がこの時期に訪れます。それもあって今年は拠点を混雑する東口から西口に移動して開催しました。
参加者は小学生14名で、初参加10名、リピーター4名という内訳でした。

オリエンテーションを終えてハイキング開始ですが、14名プラス保護者12名、スタッフ6名を加えると30名以上の集団となるので、3班に分けて行動しました。ハイキングは集合場所の香楽亭から万葉庭園をとおり三毳の関跡までの往復コースとなります。まだ本格的な春は遠いのですが、サンシュユ、マンサク、アセビ、カンツバキ、カンザクラ、ウメなどが彩りを与えてくれました。普段見向きもしない道端の雑草、オオイヌノフグリやホトケノザなども、じっくり観察すると面白いよと解説すると、子供たちは興味津々で観察してくれました。肝心の春の妖精は、カタクリがちらほらと咲いている程度でちょっと残念でしたが、カタクリは花が咲くまで約8年の下積みがあると黒須インストラクターが説明すると意外そうな顔を見せていました。帰りの途中で一人のお子さんがトカゲを見つけて捕まえようとしたら、しっぽが切れて、いわゆるトカゲのしっぽ切りが見られました。切られたしっぽがまだ動いているのを子供たちは面白そう観察していましたが、お母さまがたはドン引きしていました。

ハイキングを終えて香楽亭で昼食をとり、お次はミニゲームの時間です。まずは黒須インストラクターの写真を見せて、この写真を撮った場所を特定するというゲームです。班ごとに相談しながら探しますが、特徴物が少ないので苦戦する班も見受けられました。
次の生き物絵合わせクイズでは、鳥の絵とその鳥の特徴を表す道具の絵、それにその鳥が食べる餌の絵の3枚を組み合わせるというゲームです。少し難しいかなと思いましたが、班対抗戦ですべての班がいとも簡単に正解を導きだしました。
野口インスタラクターの種の模型とばしゲームは、紙切れにクリップでおもりをつけたものを放り投げると、くるくる旋回して着地するという、種子の挙動を模した遊びです。子ども達は夢中になって模型を投げ、その挙動を楽しんでいました。また本物の種を投げてその違いを確認することもできました。

ゲームの後は屋内でのクラフトづくりです。今回初めてクラフトをおこなうお子さんも多かったので、まずは素材の多さに驚き、不思議そうな顔で材料集めをしていました。作り始めると皆さんイマジネーションが沸き上がるようで、黙々と真剣に作業に没頭しています。スタッフは子供さんには難しい作業となる、穴あけや素材の切断、グルーガン接着などを担当しますが、依頼がひっきりなしで、てんてこまいでした。出来上がった作品はどれも見事で、毎回その発想力に感服します。

クラフトの時間もあっという間におわり、閉会の時間とまりました。アンケートを記入していただき最後に江田インストラクターからのちょっぴりプレセントとして綿花の種を参加者に配りました。
全体を通して滞りなく無事終了しました、と言いたいところですが、クラフト作業中に熱いグルーで火傷してしまったお子さんがいました。忙しくても安全にもっと注意を払う必要ありと反省しました。反省点はあるものの、多くのお子さんが楽しく満足してくれたので、我々としても実施した甲斐があったと感じています。今後も継続して実施していきたいと思います。(吉村祐一)

栃木市小野寺下地区福祉協議会「歩け歩け運動」

  • 日時:2024年11月23日
  • 場所:みかも山公園 ハイキングコース及び緑の相談所講習室
  • 参加インスタラクター:吉村、黒須、吉田、合田(健)、合田(美)、野口

今期11月のみかも山公園での4度目の活動となる「令和6年度健康づくり“歩け歩け運動”みかも山公園散策」について報告します。これは、栃木市の小野寺下地区社会福祉協議会の主催で行われ、当会に協力依頼があったもので、参加者は同地区にお住いの60代から80代までの26名です。なるべくご近所どうしとなるよう班分けし、5班編成で活動しました。

観察ハイキングは2時間とし、その前後にインストラクターがそれぞれ5分の持ち時間でレクチャーを行って、合計3時間のプログラムとしました。緑の相談所講習室での開会式に続き、吉村さんが「樹木の名前の由来について」レクチャーし、スギやヒノキなど13種の樹木の写真を見せながら植物の名前はその植物の特徴から来ていることを説明、続いて黒須さんから「クマさん流・さんぽの楽しみ方」と題し、パネルを使って「オナラの法則」など興味を引く内容により、楽しみながら観察するコツを伝授しました。

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冬型の気圧配置となったこの日、快晴で冷たい風が吹く中、寒さ対策を万全にして外に出て、まずは、「自然観察体操」により観察会で使う筋肉をほぐし、感覚を研ぎ澄ますための準備運動を行った後、班毎に右回り、左回りに分かれて観察ハイキングに出発。サザンカの花に集まる昆虫やいろんな木の実・草の実を観察したり、ヤマコウバシやクサギの匂いを嗅ぎ、ガマズミやニガキを味見し、ニシキギのカミソリのような枝に触れたり、目を閉じていろんな自然の音を数えたりと、五感を使った自然観察を体験していただきました。

2時間たっぷりと歩いた後、緑の相談所講習室に戻り、吉田さんから「紅葉のお話し」として、授業風にホワイトボードを使って葉の色の変化を時間軸でわかりやすく解説、続いて合田(健)さんから「虫のお話し」として、冬に観察できる昆虫や寒い冬を乗り切る虫たちの工夫について学習、最後に合田(美)さんから、「学名にjaponicaのつく植物の紹介」についてレジメを配布して講義。質問タイムでは、「蝶が地面にとまって何かを吸っているのを見たけど何をしているの」といった質問も出て、「それは吸水行動というもので、おしっこにも好んで集まる」と回答。続く閉会式では社会福祉協議会の寺内会長さんからお褒めの言葉もいただき、大役を果たすことができました。

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当会は、子どもを対象とした活動が多い傾向にありますが、今回、初めて社会福祉協議会の活動に参画し、おしゃべりしながら楽しく森を歩き、また、それぞれ工夫を凝らしたレクチャーを提供するなど、今後につながる良い経験となりました。(野口 光三)

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