虫の集まる木を探そう

日時:2025年7月13日
場所:とちぎわんぱく公園
参加インストラクター:合田美、合田健、野口、黒須、吉田秀、墨谷、上田、安井、吉村、金山

 「ムシが集まる木をさがしてみよう」には、今回も3歳児から小学校5年生までとその弟妹、父母や祖母と多くの参加がありました。定員の12組を学齢から順に3班編成でインストラクターが案内しました。昨年まではこども達の年齢は関係なく、4班でコンパクトに分かれていましたが、3班であるため前後の連結感も感じられ、途中うまくコースを分岐し、各班の年齢なりの良さを発揮した自然観察となりました。

 樹林地に入るとカナブン、ナナフシモドキ、雌雄のカブトムシを見つけました。木があるから出合う楽しさを体感できます。少し明るい場所へ出ると、ニホントカゲ、ショウリョウバッタ、カナヘビを見つけました。捕虫網をもった子たちの目にはシオカラトンボ(雌雄)、シジミチョウ、キタキチョウ、ハグロトンボ、ギンヤンマ(雌)、次々と現れます。そこへ、参加していなかった小学1年生の妹さんが ‘’ニイニイゼミをつかまえたよ~’ と駆け付けます。‘雌だね’とお姉ちゃんはほかの参加者にも見せてくれました。ノコギリクワガタもいて、見せてもらった子が‘マジでロマンだわ’と感嘆し、再び虫を追っていく姿に数年間の成長の軌跡を見せてもらった気がします。

以前、来園者から ‘カラタチはあるけど、オオムラサキを見たことがないよ。本当にいるの?’との声が寄せられたことがありました。この日、葉にまだ幼虫がいるのを見つけ‘4齢だ、クロアゲハ’とある子が教えてくれました。合田インストラクターが‘臭覚は何色をしているかな?嗅いでみる?’と、お母さん達も次々と嗅いでいくと‘あっ、臭くない’(笑)ちゃんと⁉柑橘の匂いがすることに仰天しました。冒険の湖側ではコムラサキがいました。インストラクターから‘ヤナギの木があるからかもしれないよ’とフォローが入りました。その子は、自分が遭遇する昆虫と観察場所に関係のある木という情報を付加できたと思います。毎週のように何遍も隈なく虫の眼のように歩きながらいろいろな生きものにとっての生活場所を体験とともに覚えていく歩みはとても素晴らしいと感じました。かえって大人の方が楽して得られると思い込んでいるのではと反省します。子どもたちは伝え方がまた優しく、虫好きの子らは交互に見て触って感想を言っていました。その後もコオニヤンマ、交尾のツバメシジミ、ヒメウラナミジャノメと出合いました。

終盤、せせらぎの湧水近くの木々に来ると、‘コナラだ’と小5の男児がつぶやきました。根元にいた雌雄のカブトムシを同じく小5の女児が見つけました。小さな頃からの自然あそびで、すでに樹木博士・昆虫博士が誕生しているんだと、子どもの歩みに沿った自然観察が最善の近道なのかもしれないと学びました。(金山 敦子)

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