「みかも山フェスタ2026春」に森のクイズラリーで参加

日時:令和8(2025)年3月29日(日)10:00~15:30
場所:みかも山公園(栃木市)
参加インストラクター:吉村、吉田、江田、寺田、野口

「みかも山フェスタ2026春」は3月28日(土)、29日(日)の2日間、「県内最大の都市公園でアウトドア体験」と銘打って開催され、当会は「共催」という形で参加しました。当会は29日(日)のみ「森のクイズラリー」での参加です。春フェスタは今回で3回目、参加者は36名(子ども18名、大人18名)という結果で、昨年の116名(子ども50名、大人66名)、一昨年の166名(子ども75名、大人91名)と確実に減ってきており、案内看板や内容の充実化が課題となりました。

今回も、参加してくれた方全員に、特製の小枝のエンピツをプレゼント(回答用紙への記入に使用。)。インストラクター5名は、2名が受付と採点を担当し、3名が出題ポイントでの解説を手分けして行いました(午前・午後で役割交代)。

クイズは全部で12問、そこに行って良く観察すればわかるような問題と、なぜだろうと考えてもらう問題を組み合わせて出題しました。出題ポイントには、問題とヒントとなる写真を入れた看板(A4の紙をパウチしたもの)を設置し、重要ポイントではインストラクターが解説を行いました。少し長くなりますが、全問紹介します(【 】内は補足や感想)。


①「洗濯ばさみ」が、何個あるか数えてみよう?【11個置きました。最初に観察眼を鍛えるために出題。】
②カミソリの刃のようなものが付いている枝をそっと触ってみよう。どんな感触?【ニシキギの枝です。回答用紙の選択欄に「指が切れた」を入れたので、みんなドキドキしながら触れていました。】
③つるつるした肌をしているこの木には、ある動物の名前がついています。その動物の名前は?【つるつるした肌に触ってほしくて出した問題。サルスベリは漢字では百日紅と書くけど・・・】
④アセビは、漢字で「馬酔木(馬が酔う木)」と書きます。なぜだろう?【白い小さな壺形の花を房状に咲かせ香りもあって、「馬が気持ちよくなるから」と良い方の答えが多かった。】
⑤おいしい野草のノビルが生えています。何の仲間かな?野菜の名前で答えてね。【匂いを嗅ぐと分かる問題】
⑥このあたりは地面が掘り返されています。誰が掘ったのかな?【よく見ると、犯人(獣)の足跡もあってビックリ!】
⑦ベンチで一休み、風はどっちから吹いているかな?【「ベンチで一休み」してほしくて出題した問題。】
⑧アオキは雌雄異株、雌花の咲く木と雄花の咲く木は、別の株という意味です。この木は、雌の木?、雄の木?【実が付いているのを発見出来たら解る問題。】
⑨シュンラン(春蘭)の花が咲いています。どんな色をしている?【目立たないけど、花が咲いているのを気付いてほしくて出題したもの。】
⑩クヌギのどんぐりの殻斗(帽子)がいっぱい落ちています。どんぐりはどこに行ったんだろう?【答えは1つじゃない。】
⑪クリのいがが落ちています。1個のいがに、針は何本くらいある?【以前、数えた時に、小さいので2,093本、中くらいのもので4,743本ありました。】            
⑫オオイヌノフグリが咲いているよ!花びらは何枚?(大きいのと、小さいのがあるよ。)【答えは大きな花びら3枚、小さな花びら1枚、大きな虫メガネも置いておきました。午後3時頃には、ほとんどの花が落ちてしまい、花をつけているのを探して何とか継続。】

正解数に応じて、素敵なアイテムとして、様々なクリアファイル、松ぼっくりや色んな木の実をプレゼントしました。今回は参加者も少なかったので、採点後の解説もゆっくりできました。

出題する問題は、良く観察してほしいとの思いから、咲いている花の花びらの枚数や色などを出題したいところですが、当日に咲いているものの予測が難しいところです。今回、下見に行く時間が取れず、昨年と同様の出題が多かったと反省しています。昨年からの工夫は、虫メガネを置いたり、「森の宝物」コーナー(森の工作で使用する多種多様な木の実)を用意したりしましたが、手を抜いた分だけ見返り(参加者数)が少ない結果となり、大いに反省しています。テント1張りと「県内最大の都市公園」を自由に使える好条件の中、どんな「アウトドア体験」を提供できるのか、「みかも山フェスタ2027春」に向けてみんなで考えていきたいと考えています。(野口)

春の妖精を見つけるハイキングとネイチャークラフト

日時:令和8年3月15日(日)
場所:みかも山公園ハイキングコースおよび緑の相談所
参加インストラクター:黒須、吉田秀、野口、江田、吉村

暖かな春の陽ざしが降り注ぐみかも山公園で、こども森林インストラクター認定イベントである、標記イベントを実施しました。本イベントは今年で5回目となり、当会の春のイベントとして定着しつつあります。参加者は小学生9名、保護者11名を加えて計20名となりました。募集ではさらに小学生3名の応募があったのですが、体調不良などでキャンセルとなってしまいました。
緑の相談所に集合して開会の挨拶、インストラクター紹介の後、参加者をA,B二班に割り振り、ハイキングを開始しました。カワヅザクラやサンシュユ、セツブンソウの花を眺めながら歩き出すと、いきなり急坂の登りとなります。子ども達は元気に登りますが、年配のインストラクターや保護者は休み休み登り、三毳の関跡の東屋で休憩をとります。

ここからは西側の佐野・足利市方面の眺望が開け、大小山や遠くに浅間山など雄大な景色を眺めながらの歩きとなります。アカマツやモミ、シラカシなどの常緑樹を観察しながら、次の休憩地点のキスゲの園に到着しました。ここは逆に東側の展望が開け、遠くに筑波山を見ることができます。
小休憩後中岳山頂に到着、記念撮影後、下山となります。このハイキングのお題となっている「春の妖精」はここからが見どころで、大和田群生地ではカタクリ、アズマイチゲなどが観察できました。カタクリは七分咲きとのことですが、その可憐な姿を十分に見ることが出来ました。緑の相談所に戻り、約2時間のハイキングは無事終了しました。

それぞれに昼食をとっていただいて、昼食後は黒須インストラクターのネイチャーゲームの時間です。第一ゲームは芝生に寝ころび目を閉じて、自然の音を聞き取るゲームです。鯉が跳ねる音、鳥のさえずり、風の音など、それぞれが聞き取ったものを発表していきます。携帯の着信音という答えもあり、一同爆笑。第二ゲームはカワヅサクラの花とマンサクの花の違いを見つけるゲームです。色の違い、花びらの枚数、形、花のつき方など様々な答えがでて、子供たちの観察眼に拍手です。第三ゲームは、定めたエリア内に配置した人工物(木製洗濯ばさみ)がいくつあるかを探し当てるゲームです。目線の高さは容易に見つかりますが、高低があると見つかりにくいようです。正解がわかるまで、何度も繰り返しトライしていました。
今回のネイチャーゲームは五感を使ってのゲームで、参加者からは面白い体験ができたと好評でした。

ゲーム終了後は室内でのネイチャークラフトです。木材や木の実を使った作品作りですが、作る人の個性が強く表現されます。大きな素材を積み上げてダイナミックな作品を作る子どもがいる一方、細かい作業を積み重ね緻密でカラフル、コンパクトな作品を仕上げる子もいます。それぞれに個性的で表現力の豊かさに驚きです。

以上で用意したコンテンツは終了し、閉会となりますが、今回は4回目の参加者がひとりおりましたので、子ども森林インストラクター認定となり、記念品を授与しました。記念品は観察に使える「単眼鏡」で、今後の活躍を期待しての一品です。
自然を巡るハイキング、自然の中でのネイチャーゲーム、自然素材のクラフトと、自然が盛りだくさんの一日イベントでしたが、子どもたちにはどう受け入れられたでしょうか。これを機会に自然との関りをより強く持っていただけたら、我々の活動も実り多いものとなります。
今後もこのイベントが続き、多くの子ども森林インストラクターが誕生することを願っています。(吉村祐一)

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